2017年2月20日 (月)

「スポーツ現場におけるPTの役割」

栃木県理学療法士会メディカルサポート講習会において
2日間にわたり、講師を務めさせていただきました。...

「スポーツ現場における理学療法士の役割」と題し

・医療現場とスポーツ現場の活動の違い
・いろいろなスポーツ現場での活動内容の違い
・スポーツ現場で理学療法士の声
・ウォーミングアップ&クールダウン
・よりよいサポート活動をするための環境整備
・アスレティックリハビリテーションの考え方
・テーピングテクニックの一例
など講義&実技させていただきました。

栃木県理学療法士協会の中にはメディカルサポート部という一致団結された集まりがあり、今回のような講習会をはじめ、定期的に勉強会やスポーツ現場のサポート活動を精力的に行っているようです。
懇親会では、部運営スタッフの方々の熱い思いも聞くことができ、多くの刺激をいただきました。
また、今回は2日間の講習会にも関わらず、20数人の先生方が最後まで熱心に受講されている様子が印象的であり多くの質問もいただき、非常に濃い時間を過ごさせていただきました。

改めまして、今回このような機会を作っていただきました
塩原温泉病院の渡部健太郎先生、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。Img00355

Img00352

 

担当:金成仙太郎

2016年11月30日 (水)

「ウォーミングアップ再考」

本番に最高のパフォーマンスを出すためには
その日に向けて、的確な練習、コンディショニングが重要になります。
そして、当日のウォーミングアップ。...
ウォーミングアップによってパフォーマンスは左右することも多々あります。

昨日は『ウォーミングアップ再考』と題して
静岡県サッカー協会指導者研修会で3時間の講義&レクチャーを
させていただきました。

講義では
●6つのウォーミングアップ効果と理論
●ウォーミングアップの種類
●ウォーミングアップの注意点
●交代選手のウォーミングアップ
●姿勢改善のポイント
●コレクティブエクササイズのポイント
●コーディネーショントレーニングのポイント
●アジリティトレーニングのポイント
●ウォーミングアップに関する現場の声

実技では
●セルフアップ
●コレクティブエクササイズ
●グリッドコーディネーション
●フラフープトレーニング
●ラダートレーニング
●サーキットポールトレーニング
●その他

その後、指導者の方との討論会では、いろいろなアドバイスもいただき大変有意義な時間となりました。
更にブラッシュアップして、スポーツ現場、医療従事者、トレーナーの方々に発信していければと思います。
Img00105_3
15253389_713543665493934_5925644157

担当:金成仙太郎

 

2016年10月 7日 (金)

2016 希望郷 いわて国体

2016年の国民体育大会は岩手県にて開催。
10月1日~5日まで、成年男子東京都代表(バレーボール)に帯同いたしました。

勝ち進んで迎えた準決勝、静岡県に敗れ最終日は決勝戦ではなく3位決定戦となりました。
3位決定戦では開催県の岩手県と対決。
岩手県に対する地元の大きな歓声の中での試合でしたが、勝利し3位で岩手国体を終えました。

日ごろ一緒にプレーする選手も岩手県代表で活躍しており、新聞に掲載されていたりメディア取材を受けていたりと、「地元で英雄なんだなぁ~」となんだか感慨深い気持ちになりました。

優勝は出来ませんでしたが、いよいよプレミアリーグ開幕まで2週間となりました。
我々の取り組むべき仕事が変わる訳ではありませんが、やはり毎年気合が入ります!
チームのために、尽力したいと思います。

八亀康次

2016年10月 1日 (土)

コンディションチェック

こんにちは、八亀です。

皆さん、ご自身やクライアントの方のコンディションチェックはどうされていますか?

先日、合宿報告を掲載しましたが、FC東京バレーボールチームで実施しているコンディションチェックを簡単ですがご紹介します。

コンディションチェックとしては一般的な
・体重計測
・自覚的コンディション評価
とともに
・SPO2
・起床時心拍数
・尿比重
の計測も行っています。
体重計測は、練習前後で計測しています。
当チームでは、練習前後で体重の2%の減少がある選手に対して、水分補給などの指導を行うようにしています。

自覚的コンディション評価では
・睡眠について
・食事(3食+捕食)について
・疲労度について
・自覚的パフォーマンスについて
・体調について
・傷害(痛み)について
を取っています。

普段は体育館で実施しますが、以下は合宿時の写真も交えて。
こんな感じで各自起床後にチェックしています。
Zao_bw

・SPO2
・起床時心拍数
パルスオキシメーターにて。
Zao_spo2
枕元にパルスオキシメーターを準備しておき、起床直後からのSPO2と心拍数を計測します。
起床直後、臥位で1分間・その後起立し立位で1分間、計2分間を計測します。
SPO2は高地馴化の指標にもなりますし、臥位→立位での心拍の上昇率も疲労度との相関があるため参考にしています。

・尿比重
尿比重計を用いて、起床後に採尿し各自で比重計測します。
Zao_cc
尿比重は1.030以上で高比重尿となり、脱水傾向の指標になります。
水分補給が足りないと、尿比重に現れます。
また、高地環境下では尿の頻度が増え多尿となりやすいため、より尿比重が高くなりやすいです。
起床後に計測し、高比重尿の選手に対しては水分補給や食事内容のアドバイスを行います。


現在チームで行っている毎日のコンディションチェックをご紹介させて頂きました。
ご参考になれば幸いです。
八亀康次

2016年9月28日 (水)

山形合宿

9月中旬にFC東京バレーボールチームの強化合宿のため、山形県へ行ってきました。

合宿地は準高所トレーニングが可能な標高1000m超、国内に2ヶ所あるナショナルトレーニングセンター高地トレーニング強化拠点施設として、文部科学省から指定を受けている施設。
Zao
雲の上で素晴らしい景色です。

Zaost
こんな場所で行うストレッチはいつもと違った気持ちよさがあります。(ラントレ後のため皆ヘトヘト?)

Zao_tr
Zao_track
各種トレーニングも充実した施設で実施できました。

Zao_o2
低酸素トレーニング設備もあり、リハビリ中の選手にも活用させてもらいました。
標高2500~3000mほどの酸素濃度まで下げることが出来ます。
安全面を考慮し、パルスオキシメーターを使用し経皮的動脈血酸素飽和度(SPO2)の変動を確認しながら。
SPO2が80未満になると呼吸不全などブラックアウト症状が発症するリスクが高くなるため、SPO2を一つの基準としながら酸素濃度を調節しトレーニングしました。


天候不良で当初のスケジュールと大幅に変更したりなど、現地での対応も多くありましたが、無事に終えることができました。
私自身としても、色々と学ぶことの多い合宿でした。
Vプレミアリーグ開幕まで残り1ヶ月、しっかりとサポートしたいと思います。

Zao_all

八亀康次

2016年8月31日 (水)

NATA 67th Clinical Symposia & AT Expo 報告

2016年6月にアメリカメリーランド州ボルティモアで開催されたNATA 67th Clinical Symposia & AT Expoに参加してきました。
そこで講義内容を1つご紹介したいと思います。

私が参加した講義の一つに「クロスエデュケーショントレーニング(Cross-Education Training)」というものについてでした。この講義の中ではクロスエデュケーショントレーニングとは主にクロスエデュケーション効果というものを利用したリハビリテーションのことを指していました。

ご存知の方も多いかと思いますが、クロスエデュケーション効果とは数十年前から世に出ており、一方の手足をトレーニングするとその効果が対側に移るというものです。簡単な例ですと右脚でハムストリングスカールを実施すると、左ハムストリングスも何もしなくても筋力アップします。つまりこれをリハビリに利用すると健側の筋力トレーニングを行うことにより患側の筋力アップを図るというものです。また、筋力だけでなく、神経伝達機能も向上すると言われています。


Photo_2

最近では多くの研究もされており、私が参加した講義で使用された研究データでは50%1RMで実施する必要があり、アイソメトリックよりコンセントリック、コンセントリックよりエキセントリックの方が効果的だったとのことでした。またEMSのような電気刺激と合わせることも効果的であるとのことです。少し幅はありますが、上肢では3-20%、下肢では10-70%の筋力アップをしたとのことです。(ただし、この効果がどうやって起こるかは2つのセオリーがあり、まだ正確には判明されていないようです。脳や神経に関わることなので、正確に判明されるのはまだ先かもしれません。)

この効果を利用したリハビリは前十字靭帯再建術のリハビリなど患部を直接リハビリできない時期には大変有益な方法かと思います。健側のみトレーニングすることにより左右差を助長してしまうといご意見もあるかと思いますが、何もしないことにより患側の筋力は低下してしまいますので、このクロスエデュケーション効果うまく取り入れ、患者様が少しでも早く復帰できるよう皆さんの現場に活用して頂ければと思います。

14125073_654053074776327_7423648177



担当:辻 直幸

2016年8月16日 (火)

14年目

2003年8月16日設立

『分析 創造 進化 ~多くの方々に愛されながら~』

...

今年度から理念に新しく加えさせていただきました。

全ては愛されているかどうか、信頼されているかどうかで決まります。

何事に対しても“分析”し、

基本を熟知した上で最適の方法を“創造”していく。

その積み重ねで、常に進化していきます。

そして、多くの方々に愛されながら我々は成長していきます。

14年目を迎えた国際スポーツ医科学研究所

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

                                                 代表取締役 
                                                 金成仙太郎

2016年8月 1日 (月)

合宿時の仕事

先日、FC東京バレーボールチームの強化合宿に帯同いたしました。
体力強化メインの合宿で、身体やトレーニングに関するレクチャーも、スライドを使って選手へ伝達します。
今回は7日間の合宿でしたが、シーズンインが近づくと競技スキルの練習ボリュームが増えていくので、今の時期にしっかり理解を得られトレーニング出来ることは有り難い限りです。

大まかな事前準備としては
・合宿スケジュールの検討
・食事内容の確認
・施設使用における諸確認
・各日のトレーニングメニューの検討
・コンディショニングツールの準備
・選手に対するレクチャーの開催準備
・チームビルディングのための内容準備
・緊急時に備えたEmergency Action Planの作成
 などを行います。

初めて利用する施設であれば事前に一度足を運び、現地のトレーニングルームやランニングコース、グラウンド、アリーナ、などを調べに行くこともあります。

事前準備が終わり、合宿で現地に入ってからは、
・イレギュラーな対応(屋外トレーニング実施予定日の悪天候によ
 るスケジュール・内容変更など)
・翌日のメニュー微調整
・コンディションチェック
・ドリンク準備
・食事内容の確認
・トレーナールームでの対応
・プールリカバリー
・急病人などの対応
・トレーニングクオリティを上げるための指導
・チームビルディング
・追い込み(笑)
 などを行います。

現地で行う仕事は、すべて事前準備しておくことでスムーズに遂行されます。

トレーナーには臨機応変な対応力が求められるかと思いますが、臨機応変な対応を出来るだけしないために、事前準備に多くの時間をかけます。
選手と1対1ではなく、20名近い選手がいるチームに対してなので、様々なシチュエーションに対する準備が必要ですね。
今回は救急搬送などなく終えることができホッとしております。

また、強化合宿では毎日寝食を共にすることになるため、チームビルディングも取り入れます。
その中の一つとして、今回は合宿地の近くにある山を登ってきました。もちろん走って!
私も選手と一緒に走りました。(もちろんAED準備、最終走者にはトレーナースタッフを付け、車の伴走もつけ緊急時の準備はしております。)
途中からは気持ちとの戦いでしたが、上位に入り込み、まだまだ選手に負けていられません(笑)
指導するうえで、指導者側が動けることは大切ですね。

写真は山頂での集合写真です。
皆走りきり、良い表情しています。

14067507_650700491778252_58109095_2

最後に、6月より我々、国際スポーツ医科学研究所に新しい仲間が加わりました。
アメリカでATCを取得し、帰国後にFC東京バレーボールチームにてアシスタントを2年間務めてくれた「辻直幸」が、正社員となりました!
今回の合宿も一緒にサポートしてくれました。

今後とも国際スポーツ医科学研究所をよろしくお願いいたします!
13975485_650700431778258_1662499293

担当:八亀康次

 

2016年7月21日 (木)

高校サッカー部のフィジカルテスト

先日、千葉県内の高校サッカー部にてフィジカルテストを行いました。
ジャンプ系の種目では股関節・膝関節・足関節が連動しない“全身のバネ”がない選手、明らかに加速時の姿勢に問題がある選手、スタートダッシュの脚の動きに問題がある選手、など数値だけでは測れない個々の課題を見つけることができました。

13620840_631006943747607_1475602053
フィジカルテスト直後のフィードバックでは、選手自身に課題と目標を書いてもらう作業をするのですが、フィードバックの直後ということもあり、〝記録を上げたい″というだけでなく自分のプレースタイルと絡めて書いている選手もとても多く、今回もフィジカル面における意識の向上に繋げることが出来たと感じています。...
しかし、その意欲を維持できるかどうか、そこに対しての個別のアプローチもしていきたいと考えています。
 
もちろん、チームとしてより改善が必要なポイント(ポジティブに捉えれば今後の伸びしろ!?)も発見できたので、今後は数値を見ながらコーチングスタッフとディスカッションしていきたいと思います。

  13606703_631006400414328_63026478_2

今の時期は中学、高校であれば期末テストの時期などで十分な睡眠を確保できていない選手が多いのではないでしょうか。これからリーグ戦や公式戦と大事な試合を控えているチームにとって、コンディショニングは重要になります。そのためにも一人ひとりの意識改革が必要です。
選手一人ひとりのフィジカル能力と意識の向上を期待するとともに、
我々も質の高いものを提供できるように研鑽を積んでいきたいと思います。

担当:米村 章吾

2016年6月21日 (火)

中学校野球部 身体チェック

平成28年6月5日(日)千葉県某中学校において、野球部20名を対象にメディカルチェック・フィジカルチェック(合計37項目)を実施しました。

チェック後は基礎トレーニングや動きの指導、クールダウンの指導を行いました。

選手たちは、このようなチェックはほぼ初めてであり、「自分は何が良くて何が悪いのか」、「これから何が必要なのか」、自分なりに真剣に考えていたようです。

今回のチェックで自分自身の身体の状態を知る良いきっかけになったのではないかと思います。また、選手たちに数字で示して意識させることで、選手間での競争も高まり、競技力の向上に繋がればと考えています。

今回のチェックでは投球側の肘の痛みを訴えている手がが多くいました。

この年代の肘関節の疾患としては離断性骨軟骨炎(osteochondritis dissecans;OCD)が挙げられます。OCDは投球動作のacceleration phase~follow‐through phaseにかけて生じる肘関節外反ストレスと、腕橈関節の回旋ストレスによる圧迫剪断力が主因で、上腕骨小頭部の発生が最も多いです。
成長期の野球肘のなかで、変形性関節症に進行しやすいものはOCDであり、早期発見、早期治療が求められています。診断では画像診断が有用でX線像評価による「肘離断性骨軟骨炎の病気分類(岩瀬分類)」が広く用いられており、近年では超音波画像診断装置(エコー)による肘検診が各地で実施されています。

OCDの発生主要因は投球動作時の肘関節における外反ストレス、腕橈関節の回旋ストレスのため、投球動作における身体特徴を捉え、負担の軽減を図ることが重要であると考えています。今回、計測した柔軟性、筋力・筋機能などの結果と照らし合わせ、投球動作時の負担軽減、予防へつなげていきたいです。

今後も、週1回練習に帯同し、ウォーミングアップやトレーニングの指導を行なっていきます。選手のパフォーマンスアップや障害の予防を図り、選手たちが満足するような結果を残せるようサポートしていきます。


Photo

担当:木原隆徳

«クーバーコーチング・アカデミーの講義