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2016年6月21日 (火)

中学校野球部 身体チェック

平成28年6月5日(日)千葉県某中学校において、野球部20名を対象にメディカルチェック・フィジカルチェック(合計37項目)を実施しました。

チェック後は基礎トレーニングや動きの指導、クールダウンの指導を行いました。

選手たちは、このようなチェックはほぼ初めてであり、「自分は何が良くて何が悪いのか」、「これから何が必要なのか」、自分なりに真剣に考えていたようです。

今回のチェックで自分自身の身体の状態を知る良いきっかけになったのではないかと思います。また、選手たちに数字で示して意識させることで、選手間での競争も高まり、競技力の向上に繋がればと考えています。

今回のチェックでは投球側の肘の痛みを訴えている手がが多くいました。

この年代の肘関節の疾患としては離断性骨軟骨炎(osteochondritis dissecans;OCD)が挙げられます。OCDは投球動作のacceleration phase~follow‐through phaseにかけて生じる肘関節外反ストレスと、腕橈関節の回旋ストレスによる圧迫剪断力が主因で、上腕骨小頭部の発生が最も多いです。
成長期の野球肘のなかで、変形性関節症に進行しやすいものはOCDであり、早期発見、早期治療が求められています。診断では画像診断が有用でX線像評価による「肘離断性骨軟骨炎の病気分類(岩瀬分類)」が広く用いられており、近年では超音波画像診断装置(エコー)による肘検診が各地で実施されています。

OCDの発生主要因は投球動作時の肘関節における外反ストレス、腕橈関節の回旋ストレスのため、投球動作における身体特徴を捉え、負担の軽減を図ることが重要であると考えています。今回、計測した柔軟性、筋力・筋機能などの結果と照らし合わせ、投球動作時の負担軽減、予防へつなげていきたいです。

今後も、週1回練習に帯同し、ウォーミングアップやトレーニングの指導を行なっていきます。選手のパフォーマンスアップや障害の予防を図り、選手たちが満足するような結果を残せるようサポートしていきます。


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担当:木原隆徳

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